ワークショップ|仕事にする#10|報告
後半の参加者によるプレゼンテーションでは、「赤々舎から写真集を出版できるか」をズバっ!と判断していただき、感想、そしてアドバイスを頂きました。出版社、そして出版者という視点からの直球な感想は参加者にも響き、展示でも、オンラインでもなく、写真集を出版する事とはどういう事なのかが、いち表現としていかなる作業なのかという事を体感できた貴重な体験になりました。
撮影:栗原洋平
後半の参加者によるプレゼンテーションでは、「赤々舎から写真集を出版できるか」をズバっ!と判断していただき、感想、そしてアドバイスを頂きました。出版社、そして出版者という視点からの直球な感想は参加者にも響き、展示でも、オンラインでもなく、写真集を出版する事とはどういう事なのかが、いち表現としていかなる作業なのかという事を体感できた貴重な体験になりました。
撮影:栗原洋平
12月18日、第9回鈴木心「写真を仕事にする」ワークショップではアートディレクターの水野学さんをゲストに迎えた講義が行われました。水野さんの生い立ちより、仕事への考え方までを縦断する内容となりました。特に、美大に至までのデザイン、美術への取り組みは参加者にとっては身近な話しであり相対的に見る事が出来ました。さらに経済的な感覚と視野を持つ事で、デザイナー、フリーランスとして、長期視野での考え方はクリエイターとしてのクライアントの予算から制作する時のコスト感覚、そして一個人として日本経済構造といかに向き合っていくかのアドバイスを頂きました。
後半の参加者によるプレゼンテーションでは水野さんがデザインをされている雑誌の表紙用の写真を雑誌のコンセプトより読み取り提案という課題形式。それぞれが様々な解釈をして自分の表現方法に着地させた写真を提出しました。。第八回でも共通課題がありましたが、今回はさらに実践的な内容、コンペという事もあり新しい形式でプレゼンテーションを行う事ができました。この回では参加者2名がアイディアの採用をうけ、実際に表紙として採用される事になりました。その詳細はまた追ってご報告させて頂きます。
撮影:神藤剛
J-WAVEにて毎週土曜日八時より放送している日本赤十字社ガクケン、DREAMERS ACADEMYにパーソナリティーとして出演しています。夢を追いかける学生に向けて、毎回様々な業界で活躍している方々をお迎えしいかに今までの道のりを歩んできたか、そしてこれからの展望を持っているか、そして一緒に皆様の疑問にお答えしていきます!是非拝聴くださいませ。ラジオをお持ちでない方はPCよりradiko、または、スマートフォンよりradikoアプリで聞く事ができます。番組ウェブサイト、FACEBOOKファンページ。
11月20日、鈴木心写真を仕事にするワークショップでは菊地敦己さんをゲストにむかえ参加者10人が「鈴木心」を共通のテーマに撮り下しの作品のプレゼンを行いました。そもそも要点は、写真の表面的な表現ではなくその背景を作者が設計し、写真に説明を加える事でさらに写真作品の強度を高めるという部分であり、写真の表現と言葉での説明がいかに聴衆を納得させるかが争点になりました。
クロダミサトは、ネットワーク上に蓄積された情報、そしてその中の「鈴木心」という情報の不確かさを主題にあたかも鈴木心をイメージした様な写真でブックを制作したが、実はそこに作者の鈴木心的な意図はなく、ただ、なんとなく撮影した写真を集めたもので、聴衆の鈴木心的なものを読もうとする意識を逆手にとった作品。 中川宗典は、鈴木心の趣味であったテレビゲーム、その進化と、秋葉原へテレビゲームを撮影のために買い出しにいく情景、を掛け合わせたお話形式の作品。話が主軸で資料的に写真を見せていく。若干鈴木のゲーム解釈とは異なる部分もチラホラ。個人の物語に基づいた作品。中村泰介は日頃撮影で訪れていた大学の生徒をモチーフに問題児(=鈴木心)をテーマにユーモアあふれる作品を制作。2Lサイズの写真をプレゼンをしながら段々と机の上に並べていき、緩急を作った。高木亜麗は、鈴木心の作品制作姿勢を解析し、それを立体の作品に落とし込んだ。普段は写真作品の制作を主軸にしているにもかかわらず、立体での表現にこだわり発表した。
杉能信介はかつてから興味をもっていた被写体である銭湯をモチーフに、杉能的鈴木心の解釈を丁寧に言葉にして説明した。モチーフとコンセプトは一見乖離しているものの、それを言葉でうまく接合したプレゼンテーション。山野一真は、鈴木心がいつも着用している白いTシャツをモチーフに様々な白いTシャツを並べて撮影した写真を発表。Tシャツの作られる背景や品質、価格や価値などを写真界、フォトグラファーになぞらえ発表した。ファッションに興味がある山野らしい作品。俵海太は、鈴木心と同姓同名の人間を3人撮影した作品。カメラに目もむけず別々の場所に立つ3人の写真は異様な雰囲気を醸し出したが、嘘、と自白したことにより、それ以降の作品への誘導が難しくなってしまったが、一瞬、異様な気持ちになり、そして日常へもどってくるという不思議な経験を提案した。高橋希は自作の箱に格納されたCDや写真集を取り出しながら体験していく作品。切ったり、破いたり、音楽を再生したり、紙をめくったり、汚れた手をおしぼりでふいたりと子供心を思い出させる参加型の作品。写真集も重みのある写真が詰まっており、見るだけに留まらないものになった。
丸尾和穂は猫が延々とスイカを舐める映像作品。鈴木心の写真の作品の組み立て方をなぞり猫とスイカの関連性、そして撮影アングルなどを踏襲したもので何の関連性もない映像と理屈をうまくすりあわせた作品になった。佐藤真美は、過去に自分の卓上を撮った写真の中に隠された絵と、写真界の中での鈴木心の存在をなぞらえた作品。実際に写真の上にしいたビニールに写真をなぞり絵を浮き出し実演をして照明をした。
さらに作品のプレゼンの後にはクロダ、中川による個人テーマのプレゼンテーションと鈴木のCaptureOneの使い方の実演で講義は終了。反省会では、プレゼンに対しての全員の投票を開票発表し各自の得点の発表と、ゲスト菊地さん、そして鈴木よりMVPの発表がありました。鈴木心写真を仕事にするワークショップでは、作品のプレゼンテーション力をつける事でより自分の意思や意図をクライアント、視聴者に対して伝えていく事も仕事をしていく上で重要な能力として向上を目標にしています。次回はアートディレクターの水野学さんをゲストに迎えます。撮影:栗原洋平
11月20日、第8回写真を仕事にするワークショップでは10名の参加者による撮り下し作品の共通課題の発表会が行われます。講評のゲストとして、第三回にゲストとしてお出でいただいたアートディレクターの菊地敦己さんを再度お迎えして、どれだけヒネリのあるプレゼンができるかどうかのコンペを行います。テーマは「鈴木心」に設定し、作品はそれとは全くかけ離れたものを用意する、その繋がりをいかに説明するかが要点になっています。決して表面的な写真ではなく、論理を設定することでつながりのない2点に繋がりを持たせ、聴衆をいかに納得させることができるかを競います。またこの日は参加者のクロダミサトと中川宗典による自由プレゼンもございます。条件などはなくどなたでも見学可能です。見学希望の方はworkshopあとshnszk.comへメールにて、ご自身の簡単な自己紹介を添えて参加希望の旨をご連絡ください。(写真は前回菊地さんがゲストでいらした時のものです。)
11月20日10時より | 日本写真芸術専門学校 5階 504教室 | 参加料千円